第34号 2024年 飯塚 俊之 出雲市長挨拶 |
「出雲力」で夢☆未来につなげ 誰もが笑顔になれるまち ふるさと出雲、大社への想いを胸に、絆を大切にされている近畿・大社会の皆様におかれましては、日々ご清栄のこととお喜び申しあげます。 このたびは、第37回近畿・大社会総会の開催、誠におめでとうございます。皆さまの活動が長きにわたり継続されていることに対し、心から敬意を表する次第です。 さて、今年度は、新出雲市が誕生してから20周年の記念すべき年であります。本市の発展にご尽力いただきました皆様に改めて感謝を申しあげるとともに、次へのステップにつなげていきたいと考えています。 昨年公表された2030年時点の本市の人口は、約16万6千人余りに減少するとの推計が示されましたが、出雲市総合振興計画「出雲神話2030」に示す目標人口17万人台キープをめざし、「出雲力」をフルに活用したまちづくりを進めてまいります。 そのため、雇用の場や働く人材の確保、移住・定住対策、結婚から子育てまでの切れ目のない支援に加え、官民が連携した地域課題の解決、中山間地域振興や脱炭酸社会の実現、デジタル化の推進など、各種施策をしっかりと「前へ」進め、「縁結びのまち」という強みを最大限に発揮しながら、「出雲力で夢☆未来へつなげ誰もが笑顔になれるまち」の将来像の実現に向けて邁進してまいります。 さて、私たちの生活を一変させた新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行されて以降、本市においても、それまでは開催を見送られてきた様々な催しが本格的に再開してまいりました。出雲大社の勢溜をスタートする出雲大学駅伝では、出場大学の応援団による大規模応援が復活し、スタート地点である神門通りからゴールの出雲ドームまでの全6区間、約45キロメートルの沿道には、この日を待ちわびた多くの 市民や駅伝ファンの皆様が応援にお出かけになられました。観光産業におきましても、出雲空港の利用者数はコロナ前の水準に戻り、観光入込客数においては全ての月で前年を上回って4年ぶりに1,200万人台を回復、第1四半期(1月〜3月)の観光入込客数は前年同期を大きく上回り、中でも2月と3月には過去最多を記録するなど、コロナ禍からの旅行需要の回復が顕著に表れております。今年のゴールデンウイークも 全国から昨年よりも6万人多い46万人の観光客が訪れ、出雲大社を中心にたいへん賑わっていました。 また、「日本の心のふるさと出雲」へのご寄附につきまして、毎年多くの会員の皆様にご協力いただき、厚くお礼申し上げます。おかげさまで令和5年度は全国から15億円を超えるご寄附を頂戴することとなりました。令和4年度の10億円から約5億円の増となっております。いただいたご寄附は本市の様々な事業に活用させていただいております。引き続きご協力よろしくお願いいたします。 最後になりましたが、近畿・大社会のますますのご発展と会員の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申しあげ、あいさつとします。 |